田中ビネー知能検査ってどんな検査なの?
長男の場合でよければ、参考にして下さい!
今回は、長男の4,5,6歳で受けた発達検査(田中ビネー知能検査)について書いていこうと思います。
発達検査(田中ビネー知能検査V)の内容と結果
発達が心配だった長男は、3歳の時に発達検査(新版K式発達検査)をうけて療育の必要があるとのことで、療育園へ通うことになりました。その後、療育園での支援に活かす目的で、園で発達検査(田中ビネー知能検査V)を行っていました。
3歳の時に受けた発達検査新版K式発達検査についての記事も書いていますので、リンクを貼っておきます↓↓↓
検査内容
知能を測るための一般的な検査方法の一つです。
田中ビネー式知能検査は、個人の知能を評価するためにさまざまな課題や問題を提供するテストです。具体的な内容はバージョンや年齢によって異なることもあります。
言語能力
- 語彙テスト: 単語の意味や使用法に関する質問を含む。
- 語句の関連性: 単語や文章の関連性を評価する課題。
数学的能力
- 数学の問題: 数学的な計算や問題解決を含む数学的な課題。
- 数学的パターン認識: 数学的なパターンや関係を特定する課題。
記憶力
- 数字の記憶: 数字や記号の並びを覚えて再現する課題。
- 図形の記憶: 図形やパターンを覚えて再現する課題。
論理思考
- 系統的なパターン認識: 図形や数列の規則性を見つける課題。
- 問題解決: 複雑な問題を分析し、解決策を見つける能力を評価する課題。
空間的能力
- 空間的な回転課題: 立体図形の回転や配置を理解する課題。
- 図形のパズル: 図形を組み合わせてパズルを解く課題。
これらの課題は、知識、思考能力、論理的な推論力、記憶力、数学的能力など、さまざまな知能要因を評価するために使用されます。
テストは一般的に時間制限があり、回答者ができるだけ多くの課題に取り組む必要があります。
得点は正確性やスピードに基づいて評価され、個人の知能レベルを推定するのに役立ちます。
何だか難しいですね…
もっと分かりやすく簡単に説明しましょう。
もっと簡単に説明すると…
田中ビネー式知能検査は、知能や頭の良さを評価するテストです。
これによって、どれくらい賢いか、どれくらい学びやすいか、問題を解決するのが得意か、などが分かります。
このテストでは、さまざまな種類の問題に取り組みます。
たとえば、
- 数字や言葉の問題
- 図形パズル、
- ルールやパターンを見つける問題
などが含まれます。
そして、それらの問題に対してできるだけ正確で早い回答をする必要があります。
テストの結果は、得点として出てきます。
高い得点→知識や問題解決能力が優れていることを示す
低い得点→あと少し練習が必要かもしれないことを示す
このテストは、学校での学業や将来のキャリアに関する適性を評価するのに使われます。
強みや弱みを理解し、それに基づいて学習やキャリアの選択をするのに役立ちます。
年齢別に検査結果
年齢(検査時) | 精神年齢 | 知能指数 |
---|---|---|
4歳2か月 (年少) | 3歳5か月 | 82 |
4歳11か月(年中) | 4歳5か月 | 90 |
5歳7か月 (年長) | 4歳6か月 | 81 |
6歳10か月(小1) | 5歳11か月 | 87 |
80~90の間を上がったり下がったりです。
年齢別の検査時の長男の様子
年齢(検査時) | 精神年齢 | 知能指数 |
---|---|---|
4歳2か月(年少) | 3歳5か月 | 82 |
- 言語面では18枚の絵カードの問いに全て正解でした
- 大小や数などの抽象概念の理解も進んできている
- 「○○ってどいうもの?」等の言葉の問いかけは意図を掴むことができず難しかった
- 視覚認知面の課題では、閉じたマルを書いたり、積み木でトンネルを作るなど複雑な動きもできた
- 目についたものやふと思いついたことに注意が振れやすかった
年齢(検査時) | 精神年齢 | 知能指数 |
---|---|---|
4歳11か月(年中) | 4歳5か月 | 90 |
- 一問終わるたびに「もう終わる?」「いつ終わる?」とドアの方へ行きたがった
- あとどれくらいかかるのか、終わりが見えず不安な様子だった
- 数概念や左右の区別、反対概念を問う課題にも答えれるものが増えてきた
- 言語面では「○○ってどういうもの?」「○○したらどうする?」といったテーマがつかみにくい質問に対しては、困った表情になり答えるのが難しかった
年齢(検査時) | 精神年齢 | 知能指数 |
---|---|---|
5歳7か月(年長) | 4歳6か月 | 81 |
- 前回より積極的に取り組みことができた
- 絵の不足部分を指してもらう課題は5問中4問正解でき、見る力が伸びてきている
- 目で見て形を構成したり操作したりする課題にも積極的に取り組めた
- 苦手な課題も、すぐ諦めず粘り強く考える力がついてきた
年齢(検査時) | 精神年齢 | 知能指数 |
---|---|---|
6歳10か月(小1) | 5歳11か月 | 87 |
この時は療育園は卒園をしていたので、市の相談センターへ電話し発達検査をお願いしました。
ですので、園のように詳しい内容は特にありませんでした、判定結果のみでした。
まとめ
卒園後に発達検査をお願いした理由としては、1年前と比べてどのくらい成長したのか、知能指数が下がって、療育手帳取得対象とならないかを確認するためでした。
長男の場合は、療育手帳の対象とはなりませんでした。
基準としてIQがおおむね70以下(自治体によっては75以下)日常生活に支障が出ている場合に交付の対象となることが多いようです。(※各自治体にご確認下さい)
色々出来ることも増え、少しずつゆっくりですが、成長しています。
今後も見守っていきたいと思います。