子供の診断をしてもらうって、いざとなると受け入れる事ができるか心配…
診断を受けるメリットデメリットはありますか?
わが家の長男の時も不安でいっぱいでした。
その時の気持ちや、診断をしてもらった事でのメリットデメリットをお伝えします。
今回は、長男の診断(自閉症スペクトラム障害)について書いていこうと思います。
自閉症の診断を受ける メリットデメリットはあるの?
長男の診断を受けるか迷う…
長男は小学校入学までに発達検査を何度か受けて、遅れがあるのはわかっていて…
でも療育手帳の対象になるわけでもなく、診断を迷っていました。
発達検査の結果についての記事はこちら↓
診断がついた時の気持ち
何となくそうだろうな…とわかっていても、かなりショックを受けるだろうな。
と思っていたのですが、正直ほっとした気持ちの方が大きかったんです。
やっぱり と思い、悩んでいた部分がすっきりしたんだと思います。
なにより、早いうちから療育園へ通いしっかりと成長していく長男を見てきたので、今後もきっと大丈夫!ゆっくりでも出来る事は増えて診断がついたからと言って、何も変わらないという思いが強かったです。
診断をつけるメリット・デメリット
- 困りごとや苦手の部分の対策を取りやすくなる
- 必要な支援を受ける事ができる
専門機関を頼ることができ、相談や経過を見てもらい支援の提案をしてもらえる - 「脳機能の障害」だとわかり、自分や子供のせいではないと安心して育児していける
- 診断を受け入れることができず、悲観的になってしまうことがある
- 心配から過剰に手助けをしてしまいがち
わが家としては、診断をしてもらってよかったです。
今後も発達と成長のために、長男を理解し専門医と相談しながら、子育てのヒントを取り入れていこうと思います。
診断がついて今日から取り組めること
こちらは長男の発達外来クリニックから教えてもらった内容です。
子供を変えるより周囲の大人の関わり方を変える事が、一番安全で容易で効果的だそうです。
ほめて伸ばす
- ほめられると自身、やる気、好ましい行動が定着する効果があります。
- 当たり前のことをほめていきます。
- 反対に、叱られると、失敗に強い不安を覚えて忘れられない特性があります。
言葉がけはシンプルに
- 曖昧な言葉を読み取るのが苦手
「ちゃんとしなさい」「早くして」は、わかりにくい言葉です。 - 否定語が嫌い
「ダメ」と言われただけで、パニックになる子もいます。
短い言葉で「○○しようね」と声掛けする。
目からの理解が強い
- 話ことばの理解より、目からの理解や記憶が得意です。
- 実物の絵やマーク、写真、文字などでの指示の理解を助ける事ができます。
- 予定を視覚的にしらせておくことで、安心して取り組むことができます。
感覚の過敏性
- 特定の音や感触が苦手な場合もあります。
- 想像以上に感覚刺激を強く不快に感じたり、強い不安に襲われたり泣いたり怒ったりします。
- 我慢はより子供にツライ経験をさせるだけです。
- 子供や赤ちゃんの泣き声、先生の元気な挨拶の声、においや触感が苦手(偏食)、暑さに敏感で夏になると機嫌が悪い子もいます。
- 避けられる「苦手」は避けるなど、環境を整える工夫が必要です。
こだわり・○○が好きすぎる
- 「こだわりがある」「○○が好きすぎる・なりきりすぎる」という特性があります。
- 全てのこだわりをなくす必要がなく、好きな物・好きな事があるのは素晴らしい子どですし、人生が豊かになります。
- ただし、あまりにも長時間一つの事に没頭しすぎてる時は、他の活動に誘う必要があります。
- また「人を巻き込んだこだわり」はエスカレートしやすいので、毎回応じすぎないようにします。
友達づぎあいは、その子に合わせて
- 同年代の子と上手く関わることは苦手と感じます。
- 少ない友達を大切にするスタイルが向いています。
- 見方を変えれば「自分と合った子となら楽しく遊べる」「小さい集団なら安心して過ごせる」とも言えます。
- 無理強いはせず、「ともだちと関わるのも悪くないな、楽しいな」という気持ちで少しずつ育てていくのが大切です。
まとめ
診断がつくまでは、とても心配で不安に過ごされていると思います。
診断を受け入れることができるのか、怖い気持ちもわかります。
長男が診断されて、5年が経ちますが、受け入れたつもりでいても、やはり今後の事、大人になった時、私たちよりは長く生きていく長男が心配でたまらなくなります。
長男の為に今できる事をしていきたいと考えた時に、やはりきちんとした診断名を出して支援のスタートを始めた事はよかったと思います。